古本屋がこれから買い取る古本が、自分の知識や客層から相性が悪く店に並べられないときは、他の店や業者に直接引き取ってもらうか、見込みのある相場に出品する必要があります。
見込みがないとその店に相性の悪い本は、NGか不当に安い価格で買い取るしか方法がありません。
古本屋が持つルートを他人である自分たちが調べることは難しいのですが、ひとつの目安としてその古本屋が古書組合という専門的な組合に加盟しているかどうかというのが挙げられます。
日本において古書組合は非常に歴史のある組合で、現在は和洋中の書籍や専門書、もちろん一般的な現代の書籍まで、インターネットなどを活かした取引が毎日のように活発に行われています。
その中で大正5年に東京図書倶楽部として設立した東京古書組合は、1996年に「日本の古本屋」というそれぞれの古本サイトを統合する巨大な古本屋ネットワークを形成し、2007年のデータでは取り扱う古書のデータが500万点を突破しています。
古本組合に加入するためには従業員一人一人の専門性を示す人数制限などがあり、古本を取り扱うそれぞれの人間が一定以上の知識を有していることが求められます。
強力な相場に参加する権限を持ち、幅広い知識を有した店員さんが査定している古本屋なら、あなたの持っている多数の古本の中に含まれる価値ある書籍を、うっかり低価格で買い取ってしまうということもまずないでしょう。
ただしこれは一部の専門的な書籍や、大分前の年代の希少価値のありそうな作品を査定に出す際には有利ということで、誰でも知っているような大量出版系の古本を買い取ってもらう場合は、手間をかけさせないため無難にチェーン展開している店舗にお願いするのがいいかと思います。